稲毛あかり祭り・夜灯
~yotoboshi~
第14回 稲毛あかり祭・夜灯は、前夜祭を2019年11月23日(土)、 本祭を24日(日)に開催します。
稲毛あかり祭り・夜灯のご紹介
私たちの願い
街の記憶を未来に伝え、暮らす人々の繋がりを大切に、この街を夢あふれる街に!
「夜灯(よとぼし)」とは
「夜灯(よとぼし)」は、本来はお祭りの名前ではなく、昔、稲毛で行われていた遊びの漁の名前です。
昔の稲毛は、昭和36年に埋め立てが始まるまで、海が街のすぐ近くまでありました。遠浅で、潮が引いた後に大小の潮だまりができました。そこに残った小エビや小魚を、稲毛の人たちはカンテラの明かりを使っておびき寄せ、漁をしました。その漁の名前を「夜とぼし漁」と言います。 この夜とぼし漁の風景を現在の稲毛の街に再現できないだろうかという商店街と学生との会話から、稲毛あかり祭・夜灯が始まりました。
クラウドファンディングにご協力をお願いします。
夜灯の沿革
千葉県商店街地域連携モデル事業の助成を受け、2006年12月21日〜23日に第一回稲毛あかり祭・夜灯を開催しました。 灯ろうは全て手作りで、稲毛の幼稚園、小学校、中学校、老人会の方々に作っていただきました。 当日は2000個を超える灯ろうがせんげん通りと稲毛公民館ほかの施設に並びました。地域ボランティアの方々に灯りの番をしていただきました。また、火の見やぐらは竹で組んだキャンドルツリーでライトアップし、神社の参道は竹灯ろうでライトアップしました。
京成稲毛駅そばのロータリーを利用した「あかり広場」には、地元の無形文化財である十二座神楽や、地元の人達によるコーラスやベルによる演奏を開催し、消防小屋では昔の稲毛のビデオを上映し、公民館では、地元人形作家による人形展を開催しました。
私たちは当初、この祭に街のどのくらいの人達が気づき、関心を持ち、参加してくれるのだろうと、とても不安でした。 しかし、活動を続けるにつれ、街のあちこちから夜灯の話題が聞かれるようになり、小さな小さな私たちの灯り祭の「ともし火」が多くの稲毛の人達へ移り火のように広がっていくことを実感していきました。 夜灯が終了した後、地域の方々から「来年は開催しないのか?」「灯ろうを作ってみたい」などのたくさんの反響がありました。 多くの意見や反響を踏まえ、反省会において、初年度の夜灯を通して、どのような問題があって、どのように解決していくか?ということを話し合いました。
翌年にはより多くの団体が共催してくださるようになり、年を重ねるごとに大きな祭へと成長してまいりました。 手作り灯ろうを作るところから、当日開催場所の運営を行うところまで、夜灯の全日程を通して、地域の人が協力し合いながら、各々何かしらの役割を持って、お祭りを盛り上げていきます。 私たちはその過程こそが、夜灯の意味であると考えます。
現在、夜灯で培った地域連携の心は、各地へと波及しています。 同じ東京湾に面した木更津での「木更津夜灯」、同じ稲毛区内の「草野あかり祭り・夜灯」など、志を同じくする仲間が増えています。